その背中を追いかけて

好きなものを、好きなだけ

TAMERが好きすぎる重岡担から見たTAMER



 最初に申し上げますが、これから述べられていることはあくまで個人的な解釈です。此処そんなんじゃねーし!的な部分が大半かもしれませんが目を瞑っていただきたいです。自分がTAMER聴き込んだ上で書きたかったこと、ライブでの様子が混ざってしまい読みにくいと思います。何時もの事ですが先にお詫び致します。また、メディア媒体によるライブ曲の解説などは一切読んでいない状態のため、曲を書かれた本人の思考とズレが生じている場合があるかと思いますが、ご容赦下さい。




TAMER
 歌 :中間淳太
 作詞:中間淳太
 作曲・編曲:Kevin Borg・Simon Gribbe

燃える Fire ring 唸る Something roars
The beast looks crazy in my amazing show
早くおいで Girl ここは Wonderland
Now forget all and let me drive your mind, babe
  • ここはワンダーランドだよ、早くおいで、散々誘惑された挙句「全て忘れなよ、君の心を操らせてよ」と、こんなに麗しいTAMER様が仰るなら妖しい誘いにもきっと乗ってしまうだろう。

甘く Open your heart 徐々に Lose control
とまらない Heartbeat まだ欲しいの? NO…
You'd better to start running
Cuz I このままじゃ心からキミをKill
  • 『甘く Open your heart 徐々に Lose control とまらない Heartbeat まだ欲しいの? NO…』一気に畳み掛けられて深みに嵌っていく感じ。そしてお預けをくらう。やはりTAMER様、一筋縄ではいかない。そんなところにまた嵌っていく。
  • 「逃げ出した方がいいよ、だってこのままじゃ心から君を殺しちゃう」って逃げ出さなければと頭のどこかで思いながらも動けていない。早くもTAMER様に操られ始めてる証拠である。

Hey bro, time to hunt!
またひとり Came up to our show tonight
狙え 全て捕らえろ 出来た子には褒美をGive ya!!
Hey girl, time to fall!
脱け出せぬ檻の中へTonight
Don't be scared, Come here…
Cuz I'm your TAMER
TAMER
  • AメロBメロを経てサビでより一層自信に満ち溢れているTAMER様すごい。音も然り、声量も然り(当たり前といえば当たり前だが)文字通り狩りにいってる。いや、いってるというよりは事前準備だろうか。
  • 歌詞に関して言うと、前半はわかりやすいくらい感嘆符がいくつも付いているのに対し『Don't be scared, Come here… Cuz I'm your TAMER』と突然「怖がらないで、こっちにおいで?だって僕は君の調教師だから」と語りかけるような、更に誘っているような三点リーダがついた一気に落ち着いた文面。
  • ライブ度外視で音源のみだと『Don't be scared〜』のところでTAMER様の妖艶な笑みが鮮明に浮かんだ。「脱け出せぬ檻の中へ」着々と歩みを進めてしまっている。いや、まだここだと促されているといったところだろうか。

照らす Hot spot lights 踊る Clouds of dust
The audience looks crazy in my amazing show
魅了する My beasts 弄ぶ Yellow whip
Don't forget, I run a tight ship, so beware good girl
  • 一番狡いのは『Don't forget, I run a tight ship, so beware good girl』「ここはもう僕の支配下」更に「気をつけな、いい子ちゃん」支配下だと言っておきながら注意を促す優しさもかっこいい思ってしまう。かっこいいのだが。
  • 完全に上から。2番から心地良さすら感じるTAMER様の上から目線が炸裂していく。
  • いい子ちゃんと訳したところは、子猫ちゃんでもよさそう。

甘く Open your heart 徐々に Lose control
とまらない Heartbeat まだ欲しいの? NO…
You'd better to start running
Cuz You このままじゃ心までボクのSlave
  • 徐々にどころか既にLose control。
  • しかしここでも「逃げ出した方がいいよ」とTAMER様。逃げ出さないことを確信しているとしか思えない。
  • だからこそ『Cuz You このままじゃ心までボクのSlave』と言えるのだろう。「心までボクの奴隷になるけど、それでいいんだよね?」という確認作業ともとれる。

Hey bro, time to hunt!
またひとり Came up to our show tonight
掴め 二度と離すな 出来た子には褒美をGive ya!!
Hey girl, time to fall!
ボクの支配する檻へTonight
Don't you know? You're mine…
Can't escape
  • 1番では『狙え 全て捕らえろ』だったのが2番では『掴め 二度と離すな』となっている。1番からじっくり時間をかけてきた"TAMER様に心を操られた上で、二度と離さないよう指示された猛獣に囚われ、TAMER様が支配する檻の中へと導かれる"という構図が出来上がった。後は猛獣たちを放出するだけ。
  • そして最後に『Can't escape』「もう逃げられない」逃げ出す余地をTAMER様自らの言葉で失くした。ここまで逃げ出す選択肢を与えてきたが、もう選択肢など与えない、与える必要もないということだろう。

Say your prayers!!
何も恐れないRed lion
冷静なBlue wolf
コミカルなOrange bear
宙(そら)飛び回るPurple eagle
オシャレ好きGreen tiger
いつだってCuteなPink elephant
この指鳴らせばGo sign
Are you ready?
It's show time!!
  • 逃げる余地をなくした上での『Say your prayers!!』は自信に満ち溢れているTAMER様の顔が浮かぶ。
  • そしてついに6匹の猛獣が現れる。2番サビの『掴め 二度と離すな』を彼らが実行する時がきた。

底なしの闇へ
I'm gonna take it all into my world tonight
  • 6匹の猛獣が現れ、TAMER様が猛獣たちに直接指示を与えるところ、GOを掛けるのがこの部分。
  • 『I'm gonna take it all into my world tonight』いよいよ全てがTAMER様ならびに猛獣たちの支配下となる。

Hey bro, time to hunt!
また獲物が Came up to our show tonight
全て 手に入れてやる 食べきれない褒美をGive me!!
  • 全ての獲物を手に入れて褒美を貰うべく、前段まで息を潜めていた猛獣たちが自らの声で一斉に吠える。TAMER様からのGOが出た猛獣たちに躊躇う理由はない。

Hey bro, time to hunt!
またひとり Came up to our show tonight
狙え 全て捕らえろ 出来た子には褒美をGive ya!!
Hey girl, time to fall!
脱け出せぬ檻の中へTonight
Don't be scared, Come here…
Cuz I'm your TAMER
  • 仲間とも言える猛獣たちを放出したTAMER様に恐れるものなど何もない。ただ獲物を狩るだけ。
  • この部分は1番サビの繰り返しとなるが、前半は猛獣たちに指示をし、後半は精巧に作り上げられたシナリオによって捕らえられ、心を操られた"堕ちた者"自身の足で檻の中へ向かわせているようなイメージ。
  • 『脱け出せぬ檻の中へTonight』は、TAMER様が呼びかけているというより"堕ちた者"が檻の中へ向かっている様子と捉えた。

Don't you know? You're mine…
Can't escape
TAMER
  • 最後に『Don't you know?』を持ってきたことで、堕ちた者は自分が堕ちてしまったことに気がついてないのだろうと捉えた。
  • ここで想像を膨らませるならば、堕ちたことに気がついてないところに『You're mine…』とTAMER様が語りかけ、操っていた心を解き、『Can't escape』もう逃げ出せないという現実を突きつける、というパターン。もうひとつあるとしたら『Don't you know? You're mine… Can't escape』と最後まで操っている心を解かずにTAMER様の思い通りに翻弄し続けるパターン。個人的には前者を推したい。まあどちらでもTAMER様の思い通りにはなっているだろう。



 ここからはライブを中心に振り返る。まず曲前の映像が素晴らしい。全体を通して言えることだけど、淳太くんは自分の魅せ方をよくわかっていると思う。どういう経緯で『TAMER』を選んだのかはブログ文頭の通りなので定かではないが、何をしたらこちらが喜ぶのかがわかってる。映像は目で見て曲のイメージがしやすく、嫌味のない上から目線、Sっ気、ストレートに物事を伝える等々、彼の性格を現すように歌詞と音からも世界観がイメージしやすい。絶対的自信を含んだ上から目線な言い回しの中に、こちらに選択肢を与えてくれる優しさが見え隠れしているところはまさに淳太くんだと思った。あと英詞のわかりやすさ。日本語と混ぜてくれているので更にわかりやすい。バランスもいいし意味も捉えやすい。

 ライブでの淳太くんは、真っ赤な衣装にトレードマークでもあるハットを被り、鞭を持ち、最年長である彼だからこそ出せる色気のある声と表情でターゲットである私たちを翻弄させている。重岡担の私としては、淳太くんをひたすら双眼鏡で追い続けるか巨大モニターで様々なアングルを楽しむかで毎公演悩んでいる。今のところ1番が前者、2番が後者のパターンが多いかもしれない。どうでもいいね。
 2番でTAMER様が階段をゆっくり降りていくところは肉眼で見て全体の雰囲気を感じながら美しさに震えたい。細かいところを言っていくと、1番2番共に『まだ欲しいの? NO…』は、ライブ中だと猛獣である自担をお預けにされている感覚。焦らされながらジワジワとTAMER様に落とされて行く感覚が楽しい。
 個人的に淳太くんに対して最も震えるのは2番サビの『出来た子には褒美をGive ya!!』。カメラの角度が最高すぎる……1番より断然2番派。被写体が美しいのはもちろんのこと、明確な比較できるほど記憶力がなくて残念だが顔面アップの度合いがドンピシャ。1番を経て更に自信に満ち溢れたTAMER様が仰る『褒美をGive ya!!』は至福。静かに挑発しているような表情、冷たいようなそうでないような眼。全てが歌詞の感嘆符と相反していてギャップが凄いので、感嘆符は内からくる闘志のようなものなのかとも思う。


さあ来ましたよ!!!本格的に他担が狩られる時間が!!!



 TAMER様によって逃げ出す余地をなくされた上で放たれた『Say your prayers!!』というフレーズ。猛獣である6人が順に登場する際どんな行動を取るか。重岡担である私は『Say your prayers!!』を聴いて瞬時に双眼鏡を構え、最下手から出てくる重岡くんをロックオン。そこから重岡くんから目を離すことはほぼない。"TAMER様と6匹の猛獣"という構図をじっくり観たいとしばしば思っているがなかなか叶わない。
 『底なしの闇へ I'm gonna take it all into my world tonight』というCメロ、非常に唆られる箇所でとてもゾクゾクする。ライブでここを踊っている重岡くんがものすごく綺麗…この表現で適切か定かではないが、とにかく目が離せないのだ。他のメンバーを見たことがないので重岡くんの話ばかりで恐縮だが、スポットライトを浴びて、あの吸い込まれそうな音と淳太くんの歌声と共に、彼自身の声は無くとも踊っているだけで甘美なのだ。しなやかで、指先までも見逃したくない。音と連動してフワッと両腕を宙に放ったり、最後に背を向けて右手を天高く上げたり、他にもたくさんあるが見ているだけで吸い込まれる。ターンするとジャケットの裾が広がるのさえも美しかった。目を離す余地を与えられなかった。心臓まるごと掴まれた感じ。からの『Hey bro, time to hunt!』の切替がすごい。切替というか直前までとの雰囲気のギャップがすごい。マジで獣。『Hey bro!!!』って勝手に感嘆詞つけたくなるくらい直前までの動きと雰囲気のギャップが激しい。マジで獣。また心臓掴まれるんです、さらに強く。動けないんですよ。
 6人が登場するときもそうだが、6人が歌っているところはドラム音だけになっていて、この瞬間だけはメインが6人になる。猛獣たちの見せ場であることがとてもわかりやすい。この曲で唯一彼らが声を発することができるわずか10秒間。この10秒で猛獣たちはTAMER様の元へ集まりラストへと向かう。気迫がすごい。如何にも「これから狩りに行くぞ!!」って感じ。どうしてもTAMER様(淳太くん)と6匹の猛獣(他のメンバー)を主従関係に置きがちだが、彼らの関係性を踏まえた上で見るのならば、ラスサビのTAMER様の歌詞は総じて"狩りに行け"ではなく"狩りに行こう"だと捉えたい。7人が集まったTAMERは最強だ。ピークはここ。TAMER様も猛獣たちもかっこよすぎるんですよ、マジで。勢いが半端じゃない。振付した人に金一封贈りたいレベルで感動した。良い感じに力が抜けていて気だるい雰囲気もある。でもダラッとしているわけでもない。動いているものを言葉にするのは難しくてきっと伝えたいことのほとんどが伝わってない気がして悔しいが、本当にラスサビの重岡くんが最強で最高。猛獣そのものだった。低重心最高。
 最後淳太くんを囲むような立ち位置がかみしげ、きりはま、ツインとなっているのも胸熱ポイントである。

 『Say your prayers!!』というフレーズの裏に「もう神頼みをしても無駄だ」という意味があったとする。その理由は実にシンプルで、重岡くんに釘付けだったからだ。理由それだけかよ!?と思われても仕方ないが、釘付けであったことの裏付けは前段までで十分できていると思いたい。ここまでは淳太くんの曲を聴き込んでの解釈と、ライブでの様子と自分の心情を書き進めた。書き進める上で恐らく数にしたら気持ち悪いほどTAMERを聴き込んだ。そして聴き込みながら考えていた"TAMER様と女の子を軸とした"解釈とライブ時の"重岡くん登場以降は彼に重きを置いていた"自分の心情を『Say your prayers!!』以降、ふと重ねてハッとした。ライブ時は、"6人が出てくるまでは淳太くん(TAMER様)を堪能しよう。6人が出てきたら重岡くん(猛獣)を見よう"と言葉にすると実に単純な行動を取っていた。自分の一番好きな人が出てきたらそりゃ好きな人を見るでしょ、っていう感じ。でもそれが結果的に"TAMER様に狩られた"ではなく、"TAMER様のステージに現れた猛獣によって狩られた"ということになる。今までいくらライブ序盤での挨拶で「狩るで〜!!」と言われても、TAMER様である淳太くんには(最終的には)狩られないからな!!と思っていたのに、実はガッツリ狩られていたことに気付いた。
 6人を猛獣に見立てたのは大正解で、中間淳太という人が作り上げた世界で、まんまと重岡担である自分も"猛獣と化した重岡くんを操るTAMER様こと淳太くんに狩られた"のだ。全ての主格はこの世界を作り上げた淳太くんで、TAMER様だということを再認識した。神頼みをしたところで、淳太くんには狩られてないと思い込んだところで、結局は彼の手の中にいることに変わりはないのだ。やはり中間淳太という人間には到底敵わないと思い知らされた瞬間だった。やられた。1番から徐々にLose controlの道を辿り、サビで堕とされ、2番で完全にLose control、心まで奴隷になって6匹の猛獣が出てきたところで自担という名の獣に目を奪われているのだから、結局TAMER様の思うツボだった。そして好きが増した。

 このツアーの中で『TAMER』が一番贅沢だと思っているし、一番興奮する。猛獣である6人は約1分30秒しかステージにいない。でもその約1分30秒が最高で、一番大好きな重岡くんが観れる。何度頭の中で思い出してもスポットライトを浴びて踊っているところ、歌いだす瞬間の獣っぽさが気持ちを昂ぶらせる。しかもその世界を作り上げたのが同じメンバーである淳太くんだなんて、こんな贅沢あるか?今まで感じたことのない感覚だった。もう潔く狩られよう。誰を見ていても結局は狩られるのだ。

全てはTAMER様の手の中なのだから。